見たもん勝ち ～建設業応援団～
【企業情報】 太平洋セメントがCO2吸収・硬化セメント系材料を開発
2022/09/21特集企画／ＰＲ
建設メール
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「カーボンフィクスセメント」を使用したインターロッキングブロック
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太平洋セメント（不死原正文社長、東京都文京区）は、セメント製造段階でのCO2発生量が少なく、かつCO2との化学反応によって硬化するセメント系材料「カーボフィクスセメント」を開発した。同セメントは、CO2と化学反応することで硬化し、所定の強度を出す特徴を持つ材料。製造時のCO2排出量削減と硬化時のCO2吸収を合わせることにより、大幅なCO2削減を実現している。
同セメントは、新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の助成事業で得られた知見を基に、回収されたCO2をセメント・コンクリート系材料に固定させるためのカーボンサイクル技術の一環として開発したもの。一般的なポルトランドセメントの製造では、リサイクル原料として大量の廃棄物が活用されているが、カーボフィクスセメントはそれをはるかに上回る廃棄物を原料として活用できる。
同社グループでは「カーボンニュートラル戦略2050」を掲げ、各種取り組みを進めており、カーボフィクスセメントについても今後、事業化へ向けた活動を行う。
