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【CCUS】 安価なリーダーも可能に／導入促進へシステム改修
2022/11/04建設時事
建設メール
国土交通省は、建設キャリアアップシステム（CCUS）のさらなる導入・活用促進に向けてシステム改修を行う。就業履歴を蓄積するカードリーダーの設置コストを削減するため、安価なカードリーダーでも利用可能となるよう就業履歴登録アプリ（建レコ）を改修する。またデジタル化推進のため、CCUS画面に新たに入力項目を設け、施工体制台帳等へデータが反映できるようなシステムの改修も予定している。
現状では、1～3万円程度のカードリーダーは建レコに対応しているが、3000円程度のカードリーダーは対応していないため、安価なカードリーダーでも対応できるようにする。来年夏から秋ごろの運用開始を目指していく。
施工体制台帳等の改修は、現行では「元請／下請事業者名」「工事名称」「現場住所・工期」などは反映されており、システム改修により、新たに「許可業種」「外国人従事有無」「発注者情報」なども対応範囲に加える。
今回の改修実施により、システムの利用コスト軽減、現場管理・作業効率化などの生産性向上を実現、利用の促進を図ることで、技能者の能力評価のステップアップ、処遇改善につなげていく。
政府が10月28日に決定した総合経済対策では、「新しい資本主義」の加速に向けた人への投資の強化と労働移動の円滑化として、建設技能者のスキル向上・処遇改善に向けたCCUSの導入促進事業が盛り込まれており、2022年度補正予算を活用して、必要なシステム改修を行う考えだ。
