見たもん勝ち ～建設業応援団～
【民間開発】 月島三丁目北地区の再開発は1285戸のタワーマンション中核に
2022/11/08民間開発
建設メール
 |
|
建物外観の完成予想図
|
東京都中央区で計画される「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業」が着工した。周囲の特性や環境等に配慮し、月島地区では最高の高さとなる新たなランドマークを整備する。住宅・店舗・保育所・デイサービスが入る地上58階建て、総戸数1285戸のタワーマンションを中核としたA街区、低層建築物によるB－1街区・B－2街区で構成する。住友不動産、東京建物、大和ハウス工業、首都圏不燃建築公社が参加組合員となり、設計は大建設計、施工は五洋建設が担当する。2026年の竣工を目指す。総事業費は約850億円。
施行地区は約1・5ha。A街区は敷地面積が約1万㎡で、施設は地下2階地上58階建て延べ床面積約14万4500㎡。建物高さは地上約199m。主な用途は住宅（1285戸）、商業、保育所、デイサービスなど。B－1街区は敷地面積約1054㎡で、地上6階建て延べ床面積約1930㎡の障害者、グループホーム等を整備する。B－2街区は敷地面積約882㎡で、地上7階建て延べ床面積約3250㎡の住宅（56戸）などを備える。
計画では、木造住宅密集地の解消、建物共同化と高度利用、広場整備などにより地域防災機能を充実させる。また商店街と隅田川をつなぐ広場や歩行者動線を創出する「月島ならではの趣ある路地空間」等の街並みも整備する方針だ。
