【国交省直轄事業】 15年度の落札率は工事、業務ともに低下
2016/11/02建設時事
建設メール
国土交通省が公表した「直轄工事等契約状況(2015年度版)」によると、15年度の実績は工事、建設コンサルタント関係業務ともに前年度比で落札率が低下したことが分かった。近年は増加傾向にあった工事の落札率は91・22%で前年度比1・21ポイント低下したが、13年度の水準は上回っている。コンサルタント業務の落札率は82・64%で同比1・57ポイントの低下だった。工事、業務いずれも前年度比で低入札価格調査件数は増加したものの、入札不調件数は大幅に減少し、減少傾向が続く。
省全体の契約状況のうち、工事の契約件数は1万3170件で前年度比1100件の減、金額は1兆6469億円で同比4152億円の減だった。低入札価格調査件数は112件で、前年度から12件増加した。入札不調件数は433件で前年度比39%減となった。
コンサルタント業務の契約件数は1万4918件で前年度比1115件の減、金額は3389億円で同比243億円の減少に。また、低入札価格調査件数は151件で前年度から1件の増加だった。入札不調件数は151件で前年度比57%減と大幅に減っている。