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【統計調査】 10月の建設工事受注高は民間好調で3カ月連続増
2022/12/12建設時事
建設メール
国土交通省が公表した2022年10月分の建設工事受注動態統計調査報告によると、受注高は9兆7654億円で前年同月比17・8％増となり、3カ月連続で増加した。民間等からの受注が好調で、公共・民間ともに建築工事の受注が大きく増加している。元請け受注高は6兆158億円で、前年同月比15・7％増と3カ月連続で増加。下請け受注高は3兆7496億円で同比21・2％増と6カ月連続で増加した。元請け受注高のうち、民間等からの受注は4兆2076億円で同比22・4％増と前月の減少から再び増加へと転じた。工事種類別では土木が減少し、建築と機械装置等は増加となった。
1件500万円以上の公共機関からの受注工事額は、前年同月比12・7％増の1兆7406億円で3カ月連続の増加。国の機関からの受注工事額は同比6・4％増の4501億円で、独立行政法人が同比129・1％増と全体を押し上げている。地方の機関からの受注工事額は同比15・0％増の1兆2905億円と3カ月連続で増加した。都道府県と市区町村が3カ月連続で増え、いずれも2桁の増加となった。
民間は、建築・建築設備工事の1件5億円以上の工事受注額が前年同月比17・5％増の9752億円で、7カ月連続増加と好調を維持。受注工事額が多いのは製造業の工場・発電所で、大規模案件以外の工事が増加した。10月は不動産業の事務所の伸びも目立つ。
土木・機械装置等工事は、1件500万円以上の工事が同比42・2％増の7285億円となり、2カ月ぶりに増加した。製造業および卸売業・小売業の機械装置等工事の受注額が特に多かった。
業種別では、総合工事業が前年同月比16・4％増の5兆5808億円、設備工事業が同比1・1％増の2兆2723億円といずれも3カ月連続で増加。職別工事業は同比52・8％増の1兆9123億円となり、6カ月連続で増加している。
