見たもん勝ち ～建設業応援団～
【経営支援】 相談窓口の開設を周知／DXや事業承継支援で
2022/12/14建設時事
建設メール
国土交通省は、中小の建設企業や建設関連企業のための経営相談窓口の開設について、建設業団体と建設関連業団体に対して会員企業への周知を依頼した。
ICTツール導入といったDX対応や事業承継などの経営課題に対し、建設経営支援コーディネーターから無料でアドバイスが受けられる窓口となる。電話等により各企業が抱える課題や経営上の悩みを聞き取り、課題解決に適した企業や専門家を紹介するなど、きめ細かな支援を行う。受付期間は2023年1月末までを予定し、先着順で100件程度が対象となる。
相談支援は、1企業当たり必要に応じて2回まで無料で利用できる。重点支援は実践的な「ハンズオン支援」と、類似した課題を抱える企業をまとめ、勉強会等を通じて解決策を共有する「グループ支援」のメニューを用意している。事業は、しんきん地域創生ネットワークが受託。申し込み・問い合わせは、応募フォーム（https://questant.jp/q/98646T14）から。
また、国交省では事業者に対して行う「地域建設産業経営上の諸課題に関するアンケート調査」の実施について、相談窓口の開設と併せて周知を要請した。中小・中堅建設企業の経営者や幹部を対象に、各企業が直面する、人材の採用・育成、ICT化の現状・活用、事業承継・M＆Aといった諸課題を把握するとともに、企業の考え方や対策を聞き、今後の建設産業行政の参考にする見通しだ。
