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【首都高更新計画】 22㎞対象に概算3000億円／羽田トンネルや荒川湾岸橋
2022/12/22民間開発
建設メール
首都高速道路は、昨年12月に設置した大規模更新・修繕と機能強化に関する技術検討委員会が提出した中間報告書を受け、重大な損傷が顕在化している箇所を対象に更新計画（概略）を取りまとめた。羽田トンネルや荒川湾岸橋等の鋼橋など約22㎞を対象に概算事業費で約3000億円を投じる。新たに更新が必要となった箇所と同様の構造・基準の箇所などにおいて、今後損傷が出て来る可能性があることから、点検結果等を踏まえて更新事業の追加を検討していく。
2014年からの点検強化等により、新たに更新が必要となった羽田トンネルでは損傷部位（中床版等）の全面的な補修・更新や、トンネル内面を繊維シート・防水塗装により被覆して劣化因子を遮断する。また、施工時の交通影響軽減と完成後の渋滞対策として羽田可動橋を活用する。荒川湾岸橋では、ガセットプレート等の損傷部位の全面的な補修・取り替え、塗装下地から高耐久な塗装に全面的に塗り替える。さらに、アクセス困難箇所に点検通路を設置して維持管理性の向上も図る。
なお、首都高では延長約327㎞のうち、約64㎞で更新事業を実施している。
