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【建築保全労務単価】 全国全職種平均5％増／賃金動向など適切反映し
2023/02/14建設時事
建設メール
国土交通省大臣官房官庁営繕部は、4月から適用する建築保全業務労務単価を明らかにした。
昨年12月時点で公表したが、昨今の賃金動向などを適切に反映させるため時点修正をやり直した。全国・全職種の平均は1万5603円で2022年度比で5・0％の増加となった。11年連続の上昇で、12年度比で30・7％増となっている。
全国を10地区に区分。職種は保全技師等、清掃員、警備員の3つ。技術者区分でいうと、点検・保守および運転・監視業務は保全技師関係で6区分、清掃業務は清掃員で3区分、施設警備業務は警備員3区分で合計12区分。労務単価は労働者に支払われる賃金に関するものであり、諸経費は含まれていない。
職種ごとにみると、保全技師等は全国平均2万343円（22年度比4・3％増）、清掃員1万2520円（同6・3％増）、警備員1万3107円（同5・1％増）となっている。
なお、建築保全業務労務単価は、各省庁の施設管理者が建築保全業務共通仕様書を適用する業務について、積算する参考単価としているもの。全国全職種平均額は過去10年で最高。伸び率については14年度の5・1％に次ぐものとなっている。
