見たもん勝ち ～建設業応援団～
【CCUS】 能力評価を手当反映／建退共掛金全額負担も
2023/03/09業界動向
建設メール
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CCUS能力評価等を反映した手当支給
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建設キャリアアップシステム（CCUS）の能力評価を手当支給に活用する取り組みが広がっている。国土交通省調査で、50社を超える元請け企業が実施または検討していることが明らかになった。昨年12月時点のまとめだが、5月の段階から比べて30社程度増加しており、技能者の処遇改善とあいまって取り組みが広がっている。また、民間工事を含めた建退共掛金の全額負担を行う元請け企業も増加している。
手当などの取り組みは、公共事業労務費調査で実態を調査して、技能者に対し下請け企業から支払われるもの、元請け企業から直接支払われるものを把握。なお、いずれも労務単価に反映させている。
手当支給などの主な取り組みとしては▽協力会対象にレベル別の優良技能者制度▽評価制度をCCUSのレベル基準へと転換▽現場・エリアマイスターはカード保有者、スーパーマイスターは銀以上を条件▽マイスター制度で登録を条件化▽カード色別の昇給要件の導入を検討▽金カード保有を優良技能者手当支給の要件―などがあった。直接的な手当金額はレベル1～4の白、青、銀、金のカードごとに差を付けている事例が多く、現状でレベル別にしていない企業も検討している。
建退共の掛金についてもCCUS登録を条件に全額負担する動きも広がっている。昨年5月段階での取り組みは1社だったが、今回は5社に増えている（予定含む）。なお、その中身は民間工事や、民間工事含めた掛金を全額負担とする形が多い。
