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【大手50社受注】 22年度は総額16・5兆円で2年連続増加
2023/04/28業界動向
建設メール
大手50社を対象に国土交通省が調査した2022年度の建設工事受注動態統計によると、受注総額は16兆5377億円で前年度比9・5％増となり、2年連続の増加となった。過去10年間では最も高い水準だった。国内の工事は3年連続、海外の工事は2年連続で増加している。
国内建設工事は、民間からの受注が前年度比6・5％増の11兆6357億円と好調で、2年連続の増加。製造業は2年連続で増えており、非製造業は前年の増加から減少に転じた。公共機関からの受注は前年度比10・6％増の3兆7045億円で、前年度の減少から再び増加した。国の機関、地方の機関がいずれも増加に転じた。
工事種別では、建築が前年度比8・7％増の11兆2943億円で2年連続の増加。土木も同比11・3％増の5兆2434億円で前年の減少から再び増加した。
海外工事の受注高は6525億円で、前年度比79・8％増と、2年連続の増加になった。
また、3月の建設工事受注動態統計調査（大手50社）によると、受注総額は2兆7481億円で前年同月比4・1％減と先月の増加から再び減少した。国内は民間が3カ月連続の減少、公共は2カ月連続の増加となっている。民間は製造業が1・0％減、非製造業が13・9％減と低調。公共は国の機関が26・1％増、地方の機関が13・0％増とともに二桁の増となった。海外工事は同比26・6％減で、先月の増加から減少となっている。
