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【生コン出荷実績】 22年度は過去最悪／民需は堅調
2023/05/09業界動向
建設メール
全国生コンクリート工業組合連合会（全生連）は、2022年度総出荷実績と23年3月度全国生コンクリート出荷実績を公表した。22年度総出荷実績は約7445万2000立方m（前年度比2・2％減）、当初想定の7350立方mより上振れしたものの、過去最少の出荷量。民需は4997万6000立方m（同2・6％増）、官公需2447万6000立方m（同10・6％減）。構成比は、官公需が32・9％、民需が67・1％となる。
吉野友康会長は前年度実績について「官民の需要比率は民が主となる傾向がますます強まっている。公共工事も補修や調査など生コンを大量に使用しない内容が増えるだろう。日本経済の回復による民需拡大に期待したい」と分析した。
3月の総出荷量は、総出荷量は643万8000立方m（前年同月比0・1％減）で7カ月連続のマイナスだった。
内訳は官公需が総出荷量207万5000立方m（同7・4％減）で24カ月連続のマイナス。民需の総出荷量は436万2000立方m（同3・8％増）と8カ月連続のプラスになった。
地域別に見ると、前年比で10％以上増加したのは6工組で佐賀、滋賀、島根、大阪、兵庫、熊本、北海道。佐賀と熊本では半導体工場による民需増大が目立った。
今後2～3カ月の需要動向を見ると「増加」は鹿児島の1工組、「やや増加」がゼロ。その他は「前年並み」が20、「やや減少」が21、「減少」が4となっている。
