見たもん勝ち ～建設業応援団～
【全建】 技能者の処遇改善に注力／23年度総会開催
2023/06/07業界動向
建設メール
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処遇改善の必要性を語る奥村会長
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全国建設業協会（全建、奥村太加典会長）は6日、2023年度定時総会を東京都千代田区の経団連会館で開催し、24年4月からの時間外労働上限規制や担い手確保を見据え、技能労働者の処遇改善に引き続き取り組む方針を決定した。
23年度事業計画では、公共事業費の予算確保、追加的予算措置などについて政府、関係機関へ要望活動を展開するほか、処遇改善に必要な労務単価の引き上げなど必要な措置について提言と要望を行う。さらに、下請けを含めた技能労働者の賃上げを業界全体へ波及させる取り組みや、会員企業への働き方改革支援などの施策が盛り込まれた。
役員交代では山上雄平副会長（前奈良県建設業協会会長）が退任し、山辺元康氏（奈良県建設業協会会長）が後任として選出された。
奥村会長は「全建は、47都道府県建設業協会や会員企業と一体となり、引き続き地域の守り手として社会資本整備や災害対応に当たるとともに、公共事業の円滑な執行に貢献するため、下請企業を含めた建設業全体の賃上げ、建設キャリアアップシステム等による処遇の改善、建設DXによる生産性の向上、24年から始まる時間外労働の上限規制に対応した働き方改革の推進など、さまざまな課題に取り組んでいく」と課題解決への意欲を語った。
