見たもん勝ち ～建設業応援団～
【建災防全国大会】 広島で60回大会を開催
2023/10/05業界動向
建設メール
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４０００人が集まった総合集会
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建設業労働災害防止協会（建災防）の第60回全国建設業労働災害防止大会が5日、広島市の県立総合体育館で始まった。広島での開催は12年ぶり。初日の総合集会、2日目の専門部会は現地開催とオンラインのハイブリッド方式で実施し、オンデマンドでも配信される。今回のスローガンは「仲間を思いやる一声 みんなで実現しよう安全な職場」。
総合集会には約4000人が参加した。あいさつに立った今井雅則会長は「建設業における労働災害は長期的には減少傾向にあるが、死亡事故は全産業の36・3％と大きな割合を占めている。昨年の死亡災害は、前年比3人増の281人となっている。こうした現状を踏まえ、9年度までを計画期間とする第9次建設業労働災害防止5カ年対策を策定した」と現状を報告。その上で「計画では4つの目標を設定した。①死亡災害の発生件数を15％以上減少させる②墜落・転落による死亡災害の発生件数を15％以上減少させる③死傷災害の発生件数を5％以上減少させる④60歳以上の死傷年千人率を令和9年度までに減少に転じさせる。これらの達成を目指して、リスクアセスメントの確実な実施の推進、ニューコスモス、コンパクトコスモスの導入促進を図っていく」と方針を語った。
続いて、岸田文雄内閣総理大臣から大会開催を祝福するビデオメッセージが流された。
厚生労働省の武見敬三大臣、国土交通省の斉藤鉄夫大臣の祝辞が読み上げられた後、広島県知事・湯﨑英彦氏、広島市長・松井一實氏がお祝いの言葉を送った。。
大会実行委員長の建設業労働災害防止協会広島支部長・檜山典英氏から、歓迎の意味を込めて広島が紹介された。安全衛生功労者に対する表彰・顕彰基金による顕彰に続き、大会副実行委員長・建設労務安全研究会理事長の細谷浩昭氏から「安全の誓い」が発せられた。
その後は厚生労働省労働基準局安全衛生部長・小林洋子氏の「労働安全衛生行政の動向」の講演、地元の琴庄神楽団による広島伝統芸能神楽「八岐大蛇」のアトラクションが披露され、宇宙飛行士で日本科学未来館名誉館長・毛利衛氏の「宇宙からの贈りもの」の講演で幕を閉じた。
