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【統計調査】 8月の受注高は前年同月比10・5％減の8・7兆円
2023/10/13建設時事
建設メール
国土交通省が公表した2023年8月分の建設工事受注動態統計調査報告によると、受注高は8兆7701億円で前年同月比10・5％減と、5カ月連続で減少した。元請け受注高は5兆7486億円で同比8・3％減と6カ月連続の減少、下請け受注高も3兆215億円で同比14・3％減、4カ月連続の減少となった。元請け受注高のうち、民間等からの受注は3兆8838億円で、同比13・1％減と6カ月連続の減少となった。
1件500万円以上の公共機関からの受注工事額は、前年同月比1・8％増の1兆7476億円で2カ月連続の増加となった。国の機関からの受注工事額は同比15・2％減の3636億円で4カ月ぶりの減少となった。地方の機関からの受注工事額は同比7・5％増の1兆3840億円で2カ月連続の増加となった。都道府県が同比20・1％減となったが、市区町村、地方公営企業の増加で、減少を相殺しプラスとなった。
民間は、建築・建築設備工事の1件5億円以上の工事受注額が前年同月比10・4％減の8988億円で3カ月連続の減少となった。製造業の工場・発電所、不動産業の住宅、不動産業の事務所の受注額が大きかった。土木・機械装置等工事は、1件500万円以上の工事が同比23・4％減の8418億円となった。製造業の機械装置等工事、電気・ガス・熱供給・水道業の機械装置等工事運輸業・郵便業の鉄道工事で受注額が大きかった。
受注高全体を業種別でみると、総合工事業が前年同月比14・5％減の4兆8711億円、職別工事業が同比17・3％減の1兆3406億円、設備工事業は同比3・3％増の2兆5584億円の内訳となっている。
