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【建設人材育成】 竹中、伊田など大臣表彰／顕著な功績たたえて選定
2023/10/24建設時事
建設メール
国土交通省と建設産業人材確保・育成推進協議会（人材協、事務局・建設業振興基金）は、「建設人材育成優良企業表彰」の2回目となる受賞者を決定した。建設キャリアアップシステム（CCUS）の活用をはじめとして、技能や経験に応じた給与の引き上げ、キャリアパスに基づいた計画的な人材育成とそれを可能にする環境整備など、建設産業の担い手確保・育成に向けて顕著な功績を挙げている企業等を表彰する。74件の応募から国土交通大臣賞は▽成友興業（東京都）▽竹中工務店（大阪府）▽伊田テクノス（埼玉県）▽平岩塗装（東京都）―の4件に決まった。11月7日に表彰式を行う。
また、不動産・建設経済局長賞は▽サカイエステック（福井県）▽川田建設（東京都）▽戸田建設＋戸田みらい基金（東京都）▽昭建（滋賀県）―の4件となった。優秀賞は▽川口建設（福岡県）▽佐藤興業（東京都）▽ヤマト工業（大阪府）▽山陽工業（広島県）▽大平組（茨城県）▽東洋建設（東京都）▽大畑建設（島根県）▽正栄工業（大阪府）▽南生建設（鹿児島県）▽高橋建設（島根県）▽綜合電設（千葉県）▽長浜機設（愛媛県）▽谷脇組（北海道）▽古郡建設（埼玉県）―の14件が受賞となった。局長賞と優秀賞は今後、各地方整備局等で表彰する予定。
国土交通大臣賞に輝いた成友興業は、女性従業員が働きやすい環境を整え、産休・育休からの復職率100％や高い女性役員比率を実現。勤怠管理システムなどで長時間労働の削減、ICTの活用で労働時間短縮で4週8休実現などに取り組んだ。
竹中工務店は、CCUSレベルに応じた労務単価を設定し、技能と経験に応じた処遇を実現。4週8休へCCUSを活用した就労実態の見える化、CCUSの活用に向けた取り組みを進めている。さらに、ICTを活用した働き方改革などに取り組んでいる。
伊田テクノスは職業訓練校「伊田テクノカレッジ」を運営し、1～2年目の全社員に教育プログラムを提供している。また、現場のバックオフィスを担う建設DX室を設置し建設ディレクターを積極的に活用して、建設現場の残業時間削減を実現した。
平岩塗装は、入社2年目からの2年間、希望者に受講料・学習費を全額会社負担により塗装学校（週1回）の就学機会を設けた。男性の育休精度が取得率100％。セキュリティ配慮のあるマンションを女子寮として会社が手配し家賃補助を行っている。
