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【日合協】 上半期は過去最少に／アスファルト合材製造数量
2023/10/27業界動向
建設メール
日本アスファルト合材協会（日合協）は、2023年度上半期（4～9月）のアスファルト合材製造数量をまとめた。累計1582万5180tとなり前年同期比で5・1％減となった。上半期累計で初めて1600万tを割り込み、過去最少の数量となっている。6カ月間のうち7月が0・1％増となった以外は、前年割れが続く苦しい状況だった。
地区別では広島サミットの影響で需要が伸びている中国を除く全地区で前年同期比で減となった。都道府県別では奈良、広島、鹿児島、京都、福井の5府県は前年同期比で増を確保した。
工場稼働率は全国平均が前年同期比2・1％減の30・4％となっている。ブロック別で平均を超えたのは関東の39・2％、中部の34・9％の2地区。集計は全国862工場を対象に行った。
日合協は「ストレートアスファルトや燃料となる重油などで価格高騰が続いている。しかし価格転嫁が進んでおらず、23年度は価格の横ばいが続き利益を圧迫している。合材工場の経営環境は極めて厳しく、特に地方では工場数が減少すると、災害時の対応などでアスファルト合材の供給に支障が出る可能性がある」と強い危機感を示した。
