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【生コン上期出荷実績】 上期は6年連続減／前年度比で4・7％減
2023/11/10業界動向
建設メール
全国生コンクリート工業組合連合会（全生連）は、2023年度上半期の全国生コンクリート出荷実績を公表した。総出荷量が3526万2727立方mで、前年度同期比4・7％減と6年連続で需要縮小が続いた。内訳は、官公需が1096万9380立方mで同7・9％減と6年連続の減少。民需も2429万3347立方mの同3・2％減で20年以来の減。各地域工組の今後の見通しも厳しい状況となった。
地区別に見ると10％以上減少したのは2地区。東北地区が228万9620立方mで前年度同期比11・5％減、関東二区は271万6792立方mで同12・4％減となった。東北地区は官公需のピークアウトによるもの。関東2区では官公需、民需共に前年度好調の反動減によるもの。
今後2～3カ月の需要動向を工組別に見ると、「増加」は鹿児島の1工組、「やや増加」は0工組、「前年並み」は12工組、「やや減少」は24工組、「減少」は9工組。防衛関係の発注による長期的需要が見込める鹿児島県以外は下期も苦しい見通しとなってる。
全生連は「資材高騰の影響による工事計画の見直しや職人の不足などと厳しい環境もあり、前年度比で5％近い減少と大変厳しい状況。通年で7200万立方mの維持は、下半期もこのペースだと厳しいだろう。だが東京工組では出荷が好況になっていると聞いている。下半期には状況が好転することに期待したい」と話した。
