見たもん勝ち ～建設業応援団～
【日建連】 講習会で安全意識向上／地下埋設物事故の防止徹底
2023/11/16業界動向
建設メール
 |
|
あいさつする大西部会長
|
日本建設業連合会（日建連）の公衆災害対策委員会地下埋設物対策部会は15日、地下埋設物事故防止講習会を東京都中央区の東京証券会館で開いた。112人が参加し、地下埋設物や架空線などの事故防止に関して学んだ。
開会に当たり大西康之部会長は「会員会社を対象とした調査によると、2022年の地下埋設物事故は181件で、21年から31件の増加となった。特に建築工事における事故は、21年より37件も増加している。地下埋設物・架空線に近接する作業に際し、具体的な計画と指導による事故防止をお願いしたい」と呼び掛けた。
その後、4人の講師が講義を行い、地下埋設物や架空線の事故防止に関する施策の知見を深めた。
 |
|
１１２人が参加
|
講師とテーマは次の通り。
▽寒風貴氏（東京都下水道局管路管理課統括課長代理）=下水道施設の事故防止について
▽辻本富幸氏（東京電力パワーグリッド東京総支社地中送電線保全グループ移設渉外チームリーダー）=工事に伴う電力ケーブル等事故防止について
▽飯野正樹氏（国土交通省関東地方整備局工事品質調査官）=関東地方整備局管内の工事事故の現状と対策について
▽松原一昭氏（公衆災害対策委員会地下埋設物対策部会専門委員）=地下埋設物の事故防止のための留意事項について、2022年中における移設工事に伴う地下埋設物事故の発生状況
