見たもん勝ち ～建設業応援団～
【全国地域活性化支援機構】 DX念頭に将来像探る／新技術・新商品発表会
2023/11/17業界動向
建設メール
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5人によるパネルディスカッション
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全国地域活性化支援機構主催による「令和5年度第2回新技術・新商品発表会」が現地（AP東京八重洲）とオンラインのハイブリッド方式で開催された。講演で横田耕治理事長は、「デジタル社会への移行と地域ビジネス戦略」について解説。同機構の中期計画を進める上で、DXを念頭に置いて技術経営（МOT）の考え方を取り入れた経営スキル向上セミナーの推進、OJTによる人材育成と会員へのインセンティブ向上など指針を示した。
中期計画の背景には急速に変化する業界環境と技術進化がある。その対策として地場企業の優位性と保有する先端技術が生かしきれていないことから、実践と成果重視型活動への移行を目指す。
具体的なターゲットとしては▽流域防災実証基盤と流域DX、内水対策調査▽河川・法面調査、集中豪雨に対応した土砂対策調査等▽遊水地内の迅速な堆砂土砂撤去、災害時の物流・人流の確保等▽競争力強化の為の港湾整備、国土計画再構築とコンパクトで賑わいあるまちづくり等―。加えて先端技術を組み合わせた技術融合による革新的アプローチをうたっている。
発表会後半では5人によるパネルディスカッション「デジタル社会での地域ビジネスの新たな挑戦」を実施。パネリストが手掛けた新技術等についての経緯や苦労した点、国の動向、地方の中小企業が抱える問題等について語り合った。コーデイネータは田中雄太氏（タナカコンサルタント代表取締役）が務め、パネリストは佐々木茂氏（ダイワ技術サービス常務取締役）、高藤亨仁氏（みすず綜合コンサルタント副社長）、安野雅満氏（CSGコンサルタント経理企画本部長）、多田和樹氏（京都イングス技術統括部長）。
また技術紹介は、京都イングス技術統括部長の多田和樹氏による「先端技術を活用したカスタマーソリューションへの対応～先端技術の河川管理への活用～」、福井コンピュータ測量地籍事業部ジュニアマネージャーの平浩之氏による「3D設計による土木事業のDX化の実現～新商品TREND ROAD Designerによる新たな提案～」のテーマで説明があった。
