見たもん勝ち ～建設業応援団～
【日建協】 子育てと仕事を両立／働きやすい環境の実現を
2023/12/05業界動向
建設メール
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家庭と仕事の両立をテーマに議論
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日本建設産業職員労働組合協議会（日建協、木浪周作議長）は1日、東京都新宿区のTKP市ヶ谷にて女性技術者会議2023をハイブリッド形式で開催し、60人が参加した。会議のテーマは「これからの子育てと働き方について考えよう 誰もが働きやすい産業をつくる！」で、子育てと仕事を両立できる働きやすい建設業を実現する方法について議論が行われた。
開会に当たり木浪議長は「家庭と仕事の両立は、生涯を通じて普遍的なテーマ。子育て世代の人達が生き生きと働き、暮らしていける環境づくりと多様な働き方を実現することは社会全体から求められている。当事者だけでなく周囲の人たちも一緒になって議論していただきたい」とあいさつした。
研究発表では「誰もが育休を取りやすくするために」「不安なく職場に復帰するには」「復帰後に働き続ける為に」の3つをテーマにグループ発表が行われた。
グループ発表は職場内のコミュニケーションを通じた相互理解や職場内の制度整備など、多様な観点から現場に必要なものを示した。
閉会に際し参加者を代表して、清水ユニオンの加藤ひかる氏が「予定していた方が、お子さんが熱を出され急遽、私が代わった。こういった場合でも心配せずに誰かに任せることができる環境づくりが大事だと思う。私も実際に子育てを始めるまで、仕事と生活の両立がここまで大変とは思っていなかった。当事者となってから多くの疑問点や改善が欲しい出来事に直面している。そういう点について議論することはとても重要なこと。コミュニケーションを密に取り合い、子育てや介護など、事情を持って働く人に多様な働き方を認められる産業を目指したい」と締めくくった。
