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【屋上・壁面緑化】 22年に20haが誕生／全国調査結果示す
2023/12/14建設時事
建設メール
国土交通省によると、2022年に全国で屋上緑化約15・6ha、壁面緑化約4・4haが新たに施工されたことが分かった。屋上緑化や壁面緑化は、都市におけるヒートアイランド現象の緩和、美しく潤いのある都市空間の形成、都市の脱炭素化などに寄与するもので、その効果に大きく期待が寄せられている。
調査は2000年から行っており、23年間の合計は屋上緑化約597ha、壁面緑化は約119haが施工されている。
近年の特徴として、用途にかかわらず、さまざまな建築物に屋内・屋外との連続性や一体利用などを考慮した緑化などで、利用者の交流促進や、滞留空間としての魅力向上を図る事例が見られる。地域医療の核となる病院づくりに多様な緑化を取り入れた川西市立総合医療センター（兵庫県）、屋内外に多様な壁面緑化や室内緑化を取り入れたYANMAR TOKYO（東京都）、建物周囲に回遊性のある植栽空間を整備した公共施設として大阪中之島美術館（大阪府）を掲げた。
調査は郵送によるアンケートで、全国の造園建設会社や総合建設会社、屋上・壁面緑化関連資材メーカーなど554社に対して実施。回答回収は259社で回収率は46・8％となった。なお、調査対象期間は22年1月1日～同年12月31日。
