見たもん勝ち ～建設業応援団～
【技術開発支援】 3月15日まで募集／生産性向上など対象に
2024/01/25建設時事
建設メール
国土交通省は、建設分野のDX推進やカーボンニュートラルの実現などへ技術開発を行う企業や研究者を支援する。3月15日までSBIR建設技術研究開発助成制度による技術開発を募集する。公募テーマは、新しい工法や材料を活用し、生産性向上やカーボンニュートラルの実現に貢献する技術開発。
同制度は、建設分野の技術革新を推進するため、民間企業や大学等の先駆的な技術開発提案を公募し、優れた技術開発を選抜・助成する競争的研究費制度。一般タイプと中小スタートアップ企業タイプの2区分があり、助成期間や交付額が異なる。
一般タイプは助成期間が最大2年。交付額は年度上限額1000万円で総額2000万円。採択予定数は最大10課題程度。
一方、中小スタートアップ企業対応は、期間が最大3年。交付額上限は1年目が500万円、2・3年目は各年度1000万円が上限で総額2000万円。1年目は事前調査、2年目以降を研究開発に充てる。採択は最大20課題程度を予定している。
なお、公募テーマについては▽新しい工法・装置・仕組みの導入や材料の高機能化などによる工程短縮、省力化、コスト削減等に資する技術開発▽作業の自動化や材料の高機能化などによる安全性、品質の向上に資する技術開発▽省CO2に資する材料等の開発や活用に係る技術開発▽インフラ・建設分野での環境負荷低減や長寿命化に係る技術開発ーなどを例示している。審査基準は新規性、実現可能性、導入効果などを挙げている。
