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【自動化施工】 近く安全ルール／24年度は試行工事実施
2024/03/13建設時事
建設メール
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建設機械の自動化・自律化を話し合う
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国土交通省は建設機械施工の自動化・自律化に向け、安全ルールを年度末までにまとめる。2024年度はルールの実効性を検証するため、試行工事を実施する。試行を経て各種基準類の改定など行い、25年度以降にモデル工事での検証などへ進む。
安全ルールは、23年度の自動・遠隔施工機械に関する技術など、17技術の現場検証結果から案をまとめている。具体的には安全対策に関する全ての方策を収集し、複数の実施者で共通・類似している安全方策を整理。方策は▽エリア区分、逸脱防止関連▽障害物検知関連▽非常停止関連▽通信関連▽その他―のカテゴリーに分類。例えば無人施工エリアなどエリア区分を行うことや、エリアの監視、接触防止対策、非常停止システムなどでルールを設定している。
このため、実際の現場での対応方法が中心となるが、施工者等はシステム、建機の管理者、点検者などといった運用体制の確立、新規入場者教育で自動施工の概要、安全管理状況などの教育訓練なども位置付けている。また、建機自体も非常停止装置などの安全方策、表示灯の具備などについて言及している。
ルール案は12日に開催した自動化・自律化協議会で明らかにしたもの。協議会の冒頭、吉岡幹夫技監は「安全ルールは、自動化・自律化施工の普及促進に向けて重要なもの。自動施工により建設現場の抜本的な改善に発展していくことを期待している」とあいさつした。
なお、安全ルール案は委員から意見を踏まえて一部修正したうえで公表される。
安全ルールの検証へ、24年度は試行工事の実施を予定している。実施に向けて、協議会の下部組織として現場普及ワーキンググループを立ち上げる。試行工事やモデル工事導入の検討、入札契約方式の検討を担う。省内組織の位置付けで、早ければ月内に1回目、遅くとも24年度早々にも開催する。そこで、試行工事について議論しどのような案件で、どのように進めるのかなどを話し合う。
