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【日建連】 Aランクは47・5％／CASBEEの評価実績
2024/03/22業界動向
建設メール
日本建設業連合会（日建連）の建築設計委員会は「環境配慮設計（建築）の推進状況～2023年省エネルギー計画書およびCASBEE（建築環境総合性能評価システム）対応状況調査報告書」を発表した。CASBEE評価実績は、標準的なビルの評価値を上回るBプラス以上が90・9％を占めた。Aランクが最多で全体の47・5％、最高のSランクは6・4％となった。
CASBEE評価の実施状況は、20社が自治体や発注者が要求する案件以外でも自主的に社内基準を設けていた。また、18社がCASBEE評価に数値目標を設定していた。
日建連全体で23年度調査対象の省エネ率およびCO2削減率は、34％と前年度比で2ポイント向上、5年連続で改善が進んだ。運用時CO2排出削減量は年間約19万4000t-CO2と推定される。
調査は、延べ面積300㎡以上の設計案件について、エネルギー消費性能に関する評価値および「CASBEEへの対応状況」と「CASBEE評価の数値」で、建築設計委員会の30社が対象。30年に引き上げられる省エネ基準（建築）の達成と、50年までにカーボンニュートラルの実現に向けた活動状況の把握のために実施している。日建連は、環境性能向上と環境負荷低減に関する課題の抽出と検討を継続して実施する。
