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【日建連】 技能労働者の賃金水準／5％を十分に上回る上昇要請
2024/03/26業界動向
建設メール
日本建設業連合会（日建連、宮本洋一会長）は22日、技能労働者の賃金水準の引上げについて、「5％を十分に上回る上昇を目標にする趣旨に適う下請け契約の締結」「技能労働者への適切な賃金支払いの徹底」「適正な受注活動の徹底」の3点を宮本会長名で会員各社へ要請を発した。
技能労働者へ賃金引き上げ水準は、2月16日付の公共工事設計労務単価の買い手により主要12職種で6・2％、全職種で5・9％の引き上げが実施された。これを踏まえ、斉藤鉄夫国土交通大臣と建設業団体との意見交換において「5％を十分に上回る上昇」を賃上げの目標として定めたことを受けたもの。
下請契約については「労務費見積り尊重宣言」の2024年度運用において「5％を十分に上回る上昇」を目標にした趣旨に適う適切な労務費の内訳を明示した見積書提出の徹底した要請と尊重を求めた。
適切な賃金支払いに関し、社会保険料などの個人負担分を含めた「5％を十分に上回る上昇」のを目標とする趣旨に適う賃金が支払われるよう、一次下請けへの要請と、直接の契約関係がない二次以下の下請け企業へ、一次下請けを介した技能労働者への適切な賃金支払いを順次依頼するように要請した。
適正な受注活動については適正な価格と工期、契約条件の確保を徹底することを求めている。
