見たもん勝ち ～建設業応援団～
【全建総会】 今井新体制が始動／一丸で課題解決へ尽力
2024/06/05業界動向
建設メール
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所信を述べる今井新会長
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全国建設業協会（全建）は4日、2024年度定時総会・理事会を東京都千代田区の経団連会館で開いた。任期満了による役員改選で、第16代会長に今井雅則氏（東京建設業協会相談役）が就任し、全建が一丸となって諸課題の解決に当たる姿勢を示した。
副会長は錢高久善氏（大阪建設業協会会長）、千葉嘉春氏（宮城県建設業協会会長）、石井源一氏（静岡県建設業協会会長）、西村裕氏（徳島県建設業協会）の4人が選出された。会長の任期を終えた奥村太加典氏は相談役に就いた。
今井新会長は「頻発化・激甚化が進む自然災害への対応、発災後の復興復旧、社会インフラの老朽化対策など地域建設業が果たすべき役割は、非常に大きくなっている。一方で、働き方改革や担い手確保などは、迅速な対策が求められている。奥村会長の2期4年の活動など、これまでの会長たちが築いてきた伝統と実績を踏まえ、地域の守り手として社会的使命を果たし、魅力ある地域建設業の形成を目指して、各都道府県建協会長ら地域建設業界と一致団結して当たりたい」と所信を述べた。
奥村相談役は「会長を2期4年間務め、無事に今井会長へ引き継ぐことができた。今後は全建の一社として地域建設業の発展と地域安全保障のために尽力したい」とあいさつした。
議事では23年度決算や理事と監事の選任の件が決議されたほか、24年度事業計画が報告された。
事業計画には、公共事業予算の安定的・持続的な確保や、公共工事の適切な入札・契約の推進、建設技能者の賃上げの行き渡りや労務費の適切な転嫁の促進、適正工期の確保、若年者や女性の入職と定着の促進など、地方建設業の課題に取り組む施策が盛り込まれている。
