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【全建総会】　見坂茂範氏へ推薦状／第27回参議院選挙に立候補

2024/06/05業界動向

建設メール

推薦状を受け取る見坂氏（左）と今井会長

　全国建設業協会（全建）の総会が4日に開かれた。その席上、佐藤信秋参議院議員が2025年に行われる第27回参議院選挙で、全国比例区の後継として見坂茂範氏が立候補すると表明した。全建からは推薦状が手渡された。

　佐藤議員は来賓あいさつで「全国比例区には新しい候補者として見坂氏に立候補してもらう。これから1年間、一緒に皆さんにご支援をお願いしたい」と参加者に呼び掛けた。また、残りの任期について「品確法の可決も近い、衆議院では全ての党が賛成してくれたので可決には心配がない。働き方改革による時間外労働削減と賃上げを両立させなければならない。国土強靱化の実施中期計画は早期に策定作業に入るように伝えている。また補正予算でも物価高騰に対応し、去年以上の予算確保を目指している」と報告した。

　同じく参議院議員の足立敏之議員は「いよいよ来年に次の選挙が迫っており、皆さんにもご支援をお願いしたい。見坂氏は入札契約制度にも精通しており、近畿地整で局長を経験するなど、人格的にも温和な方。しっかりと応援していただきたい」とエールを送った。

　脇雅史顧問は「佐藤議員にも後1年間ほどがんばっていただくことになる。見坂氏の応援の呼びかけを従業員の皆さんなどにもお願いしたい」と支援を求めた。

　理事会後、正式に新会長に就任した今井雅則会長から、見坂氏に推薦状が手渡された。

　推薦状を受け取った見坂氏は「佐藤先生の3期18年の後を引き継ぐのは非常に大役。国土交通省に在職中は、全建のブロック意見交換会にも参加させていただき、地域建設業の課題についても多少は把握している。これまで国交省の立場から見てきたが、これからは皆さんの立場から国交省などに意見を発信していきたい。皆さまのご支援をお願いしたい」と意気込みを述べた。

【略歴】けんざか・しげのり
1993年京都大学大学院工学研究科土木工学専攻修了、建設省入省。国土交通省関東地方整備局企画部長、大臣官房技術調査課長、近畿地方整備局長を経て24年5月に退官。55歳、兵庫県出身

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