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【建設リサイクル】 4つの視点で議論開始／来春中間まとめ素案示す
2024/07/04建設時事
建設メール
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建設リサイクルで論点整理
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国土交通省は建設リサイクルの検討で、「質」の向上に関する論点整理を行うとともに、2025年春ごろに提言に向けた中間とりまとめ素案を示すことを明らかにした。当面の主な検討事項とされる▽カーボンニュートラル▽循環経済（サーキュラーエコノミー）▽社会的要請への対応▽生産性向上等―の4つに論点を整理している。また、関係団体からのヒアリングも行った。
2日に開いた社会資本整備審議会と交通政策審議会の検討小委員会で説明した。20年9月の建設リサイクル推進計画2020策定以降、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、プラスチックに関する資源循環の促進、自然災害の頻発・激甚化、盛土等に伴う災害の奉仕といった社会情勢の変化を受けて4つの方向性を見出している。
論点として、カーボンニュートラルでは、建設リサイクル分野でのCO2削減に向けた評価方法の検討を挙げた。指標や目標値等が対象。
サーキュラーエコノミーでは▽再生資材利用状況の新たな指標・目標値検討▽水平リサイクルの推進▽建設汚泥の現場内利用促進▽建設発生土の工事間利用推進強化▽廃プラスチックの分別促進と再資源化目標値検討▽ICT活用で需給ギャップ解決▽再生クラッシャランなど再生資材の地域性を踏まえた対策検討―を行うべきとした。
社会的要請については、廃瓦、コンクリート塊など災害廃棄物について、建設資材として活用促進する取り組みの強化。
生産性向上では、建設リサイクル分野のDXについて、強力に推進すべき。例えば、ICTを用いた建設発生土の適正処理確認などを挙げた。
秋ごろとされる次回の小委員会では、論点に対する課題解決に向けた具体策の検討を行うとともに、推進計画2020のフォローアップを実施。来春ごろの小委員会で中間とりまとめ素案を議論し、中間とりまとめ案へ移行する。
