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【BIM／CIM】 AR技術活用し／出来形管理簡素化を試行
2024/08/19建設時事
建設メール
国土交通省はBIM／CIMの活用で、出来形管理の簡略化に取り組む。施工段階で作成した3次元モデルをAR技術などを用いて現地で投影、その場で出来形計測を行うというもの。完成検査準備などが省略されるため、監督検査の効率化につながる。2024年度は試行する。
ICT活用工事の流れは、3次元データ作成、施工、出来形計測から、完成検査準備、完成検査と進む。
設計図書を元に3次元データを作り、3次元データを元に目的物を作る。3次元計測技術を使用して完成した目的物の点群データを取得し、3次元データと重ね合わせて出来形評価を行う。
現在、完成検査準備は出来形管理図表（ヒートマップ）を作成。完成検査で、書面検査時に検査職員は出来形管理図表から自ら指定した箇所の出来形管理値の計測結果をメモ。実地検査で検査職員は、TS等を活用して書面検査で指定した箇所の出来形計測を行い、設計面と実測値の標高差が規格値内であることを確認している。
試行は、出来形管理図表の作成と実地検査を小楽するため、完成検査準備の図表作成は省略。完成検査はAR技術等を活用することで、現地で出来形を確認。発注者は遠隔も可能としている。
