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【As合材】 再発防止へ検討開始／第1回有識者会議を開催
2024/09/24建設時事
建設メール
国土交通省は20日、アスファルト合材の不正納入に関する有識者会議を開催し、再発防止に向けた検討の視点、修補等の方向性について確認した。今後はしっかり調査を行いながら、速やかに再発防止策、修補等の基本方針、中間報告につなげたいとしている。ただ、調査には時間がかかる見込みで、今後の委員会開催時期や中間報告時期などは未定としている。修補等の基本方針案を整理する技術検討ワーキンググループの設置も決定した。
再発防止に向けた検討の視点として示したのは▽プラント側=親会社による管理体制の充実、データ書き換えが行われない環境の構築、継続的な教育研修の実施、As殻の受入・処理計画の確認などの仕組みづくり▽受注者=納入されたAs合材をチェックする仕組みづくり▽発注者側=納入されたAs合材をチェックする仕組みづくり、プラント・受注者の取り組みが確実に実行される仕組みづくり―が必要というもの。委員からは、意図的な不正に対して発注者・受注者がどこまで対応可能なのか見極めて仕組みづくりを行うべき、これまでの仕組みでチェックできなかったことを考慮すべきなどの声が上がった。
修補等については、当面の使用で直ちに安全性が問題になるわけではないこと。ただ、長期的には耐久面で劣る可能性がある。調査で確認された再生骨材混入が確認されたのは123件（約1000㎞）あり工事での交通への影響が大きい。工事契約で骨材価格差分で過払いがあることなどが背景にある。
修補する場合の規模（全箇所、経過観察で変状があった箇所など）、経過観察する場合の期間や変状の目安、過払い分の取り扱いを論点として示した。
議論は技術検討WGで専門的見地から議論を行う。有識者会議のメンバーから舗装の専門家を選抜している。
