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【建設物価調査会】 試験公表を開始／新たな指数「土木工事費指数」
2024/10/08積算・資格news
建設メール
建設物価調査会は8日、新たな指数として「建設物価 土木工事費指数」をホームページで試験公表した。土木工事費の変動を示す土木工事に関する物価指数で、工事費全体に占める材料費、労務費などの割合や、各費用の時系列的な変動を評価して算出するもの。
基準年は2015年とし、15年1月からの毎月指数と年平均指数を示す。物価としての土木工事費を時点間で比較することや、工事費の動向を時系列的に把握することが可能となる。
これまで建設資材物価指数、建築費指数の2指数を公表してきた。3番目の指数となる土木工事費指数は、一般に公表されている労務費や工事に関係する各種価格情報に加え、発行している月刊建設物価に掲載している資材価格等を用いて作成。工事種類で9種類、地域区分で10都市に対応している。これにより、土木工事費（工事原価）の時系列動向を工事種類別、地域別に把握することができる。
工事種類は、公共事業、治水、道路、下水道、道路改良、道路舗装、道路橋梁、道路補修、災害復旧。地域区分は札幌、仙台、新潟、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇。
利用方法としては、新規の土木構造物や過去に建設した土木構造物について、現時点の概算工事費を把握したい場合。また、物価変動が著しい状況下において進行しているプロジェクトについて、工事費への影響度（各変動要因を含む）を把握したい場合などが考えられる。
