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【国交省インタビュー】 技術と道路を担当／橋本雅道大臣官房審議官（技術・道路）
2024/11/26インタビュー
建設メール
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橋本大臣官房審議官（技術、道路局担当）
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国土交通省の橋本雅道大臣官房審議官（技術、道路局担当）にインタビューを行った。大臣官房での技術、道路局の道路という異なる分野を担当する審議官として、これまでの経験を生かして対応。両方に軸足を置くメリットを生かしている。
人が減っていく中でも、必要なインフラの整備、管理、更新は必ずある。そのためには「一人当たりの労働生産性向上、省人化を進めなければならない。その手段としてデジタルの力を借りるのが今の王道だろう」。また、今後は、現場で求められる能力などが変わってくるとみており「単純な作業は自動化へ、技能者はより難しい仕事に特化することになるのではないか」と展望した。ICT施工に関し業界へは「食わず嫌いではなくて、とりあえず試してほしい。小さくてもいいから試してほしい」と話し、その経験から出てくる声からサポートできることはしていきたい。
i-Constructionについては、トップランナーと後に続く企業の格差があるため「その差が広がらないよう、同時にレベルを上げていくようにしなければならない」との考え。
道路分野では、能登半島地震でも感じたが「道路の役割は、基本は平時、災害時を問わず人と物を動かせる機能を持つことだと再認識」したという。道路ネットワークはダブルネットワークにするなど「やっぱり1本では危ないことが能登でよく分かった。二重、三重の備えをどうしていくか考えなければ」とネットワークづくりの重要性を強調している。
技術と道路の両面を担当しているため「俯瞰的に見やすい。少しでもフィードバックできれば」という思いがある。これまで、どちらにも長く携わってきた経験が生かされている。
携わった事業で印象に残るのは高速道路。ターニングポイントで担当しているなど変遷を知っている。これまでの経験から、ネットワークをつなぐこと、4車線化を進めることがゴールになる。4車線であれば災害で片側が崩れても残りを交互通行にするなど、工夫して速やかに解放できるメリットを示すしている。
【略歴】はしもと・まさみち
1992年京都大学大学院工学研究科土木工学専攻修了、建設省採用。国土交通省道路局企画課長補佐、企画課道路経済調査室長、近畿地整企画部長、埼玉県副知事、国交省道路局高速道路課長、大臣官房技術調査課長を経て現職。1967年6月16日生、兵庫県出身。
1992年京都大学大学院工学研究科土木工学専攻修了、建設省採用。国土交通省道路局企画課長補佐、企画課道路経済調査室長、近畿地整企画部長、埼玉県副知事、国交省道路局高速道路課長、大臣官房技術調査課長を経て現職。1967年6月16日生、兵庫県出身。
