見たもん勝ち ～建設業応援団～
【外国人材受け入れ】 採用ハンドブック作成／還流方法の検討も実施
2025/01/22建設時事
建設メール
国土交通省は建設分野における外国人技術者・技能者の定着支援として、企業向け外国人技術者採用ハンドブック作成や外国人材の還流方法検討などを進める。企業対象アンケートや外国人材の管理システム改修なども行い、国際的な人材獲得競争の中で日本が選ばれる国になるよう体制づくりを固めていく。
外国人技術者採用のためのハンドブックは年度内に作成し、企業に対して周知を行う。また2024年秋にインドネシア1都市およびベトナム2都市で開催したジョブマッチングのイベント（オンライン含む）も、25年度は都市数を増やして開催する。企業のニーズ調査もアンケートで行う。
外国人技能者については企業に対して外国人材の満足度調査を行っており、これを25年度も継続する。
外国人材の育成就労後、1度帰国してから（あるいは第3国に行ってから）どうやって日本に呼び戻すか、その方策も検討していく。国や企業は何をできるのかを考え、人材の還流を目指す。
有識者による『外国人材受け入れのあり方検討会』も開催し、中長期的なキャリア形成や資格取得について議論を行う。
このほか現在の外国人材就労管理システムは各種審査に時間がかかるため、使いやすくシンプルな仕様改修に向けて検討する。
また24年度から継続する事業として◇受け入れ企業に対する適正就労監理機関による監査◇受け入れ企業が属する団体との情報共有◇外国人材受け入れ状況の実態把握調査－などを実施する。
