見たもん勝ち ～建設業応援団～
【日建連】 導入検討フロー示す／建築現場のロボット活用
2025/06/24業界動向
建設メール
日本建設業連合会（宮本洋一会長）が『建築現場におけるロボット活用の安全指針（初版）』をまとめた。主な特徴は、ISO12100などの規格や基準に準拠したロボット導入時のリスクアセスメント手順を採用。合わせて対象とする建築ロボットの仕様や性能などに基づき、ロボットが有する潜在的なリスクの大きさによるクラス分けを行い、その結果に応じてロボット導入までの検討フローを設定した。
安全指針では、現場にロボットを導入する際、事故や災害を防止するための一般的な安全対策、責任の所在を示す。
建築ロボットにはさまざまな仕様があり、ロボットの重量、速度、高さ・重心、火気使用の有無などに応じたクラス分けをした上で、それぞれに必要十分な対策を講じることをイメージ。実際にロボットを導入する際に参考となるように、リスクアセスメントの事例を掲載している。
今回まとめた安全指針と合わせて『建築現場におけるロボット導入ガイドライン（第2版）』を公開。ロボット導入が最大化する条件（環境、作業内容など）、導入による波及効果を加えるとともに、建築ロボットに関連する法令やガイドライン、導入支援制度などの情報を更新した。
