見たもん勝ち ～建設業応援団～
【都市再生機構】 中長期で団地再生／田代真琴関東地域本部長
2025/07/04インタビュー
建設メール
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田代関東地域本部長
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都市再生機構東日本賃貸住宅本部の田代真琴関東地域本部長が会見を開き、「団地別あるいは地域別の経営を見ながら、中長期目線で団地をどうしていくのか、ハードとソフト両面で、団地を含めた地域のために何ができるのか、またやっていくべきなのか考えていくことになる」と就任の抱負を語った。
1955年の日本住宅公団設立から70年を迎え「当時の公団は、住まいの提供、大量供給が主眼だった。住まいというハコ物ではなく、団地での暮らし方という視点を持って、URの団地に住むとこんなに良いことがある、こんなことができるということを世の中に広めていきたい。屋外空間や集会所、施設などを含めて、住まいの提供にとどまらない団地での暮らし、地域の価値向上や課題解決につながるような広い意味での団地まちづくりにつなげていければ」と話す。
今後の課題については「昭和40～50年代に建設された団地が全体の約60％を占め、中長期で再生していくことが大事。一気にすべての団地を更新していくことは現実的ではないと思う。設備の更新やリノベーションも建て替えと並行することになると考えている。一方で工事費が高騰する中、投資を最適化しながら、着実に進めていきたい」と見解を示した。
職員へは「安全、安心、快適な住環境の提供が何よりも大事なこと。団地での暮らしを提供するにあたって、これからの新しいスタンダードを創り出し、生み出し、発展させていくのは自分たち、という気概を持って仕事に向き合ってほしい」と期待を込める。
趣味は車いじりと星空観察。
【略歴】たしろ・まこと
青山学院大学（法律）卒。1990年住宅・都市整備公団採用。本社ストック事業推進部ストック再編事業調整チームリーダー、東日本賃貸住宅本部東京北エリア経営部長などを経て、7年4月から現職。58歳。東京都出身。
青山学院大学（法律）卒。1990年住宅・都市整備公団採用。本社ストック事業推進部ストック再編事業調整チームリーダー、東日本賃貸住宅本部東京北エリア経営部長などを経て、7年4月から現職。58歳。東京都出身。
