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【関東地整】 1日公告分から対象／総合評価改定ガイドライン
2025/08/04建設時事
関東地整発
国土交通省関東地方整備局は、8月1日適用に向けて入札・契約、総合評価方式のガイドラインを改定した。技術調査課によると、新たに「自治体実績チャレンジ型（Ⅱ型）」を位置付けたことなどが特徴。同局工事受注実績がない企業の新規参入を狙いとしており、担い手確保につなげる。
また女性技術者・若手技術者関連の取り組みが煩雑になっていることを踏まえて、資格要件としてセットする運用を廃止。総合評価の「若手技術者・女性技術者活用評価型」として一本化する。
総合評価におけるメインの加点要素とされる工事成績評価基準も変更。差が付きにくくなっていたため、点数を刻んできめ細かく加点する。
例えば施工能力評価型の標準タイプは、これまで過去3年間の平均で▽80点以上=6点▽75点以上80点未満=3点▽70点以上75点未満=1点▽70点未満、実績なし=0点――だった。
新ガイドラインでは▽80点以上=6点▽79点=5点▽78点=4点▽77点=3点▽76点=2点▽70点以上76点未満=1点▽70点未満、実績なし=0点――となる。
一方、業務では簡易型を対象に、若手技術者を配置する場合の加点方法を変える。価格と技術を1対1の割合で評価するタイプの場合、従来は配置する場合に8点、配置なしは0点だった。
新運用では35歳以下配置で8点、40歳以下配置で5点、配置なしで0点と刻んで加点評価する。35歳以下の配置に対して一層のインセンティブを付与する格好。
同局では24年度完成、完了分を対象とした優良工事等表彰を7月下旬に開催している。表彰加点をタイムリーに反映させることを主目的として、例年8月がガイドライン改定時期となっている。
