見たもん勝ち ～建設業応援団～
【道建協関東支部】 安全で魅力ある産業に／25年度事故防止講習会開く
2025/10/15業界動向
関東地整発
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約１００人が参加した
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日本道路建設業協会関東支部（道建協、平田浩太郎支部長）は14日、さいたま新都心のザマークグランドホテルで2025年度道路建設工事に伴う事故防止講習会を開催した。日髙久仁安全対策委員長は「道路建設業界の未来のためには、安全で魅力ある産業にしていくことが不可欠」と強調。8月を中心に行った安全パトロール結果を共有し、改善点などを学んだ。
冒頭に日髙委員長は「若手技術者の減少、技能労働者の高齢化、労働環境の改善などの課題に対して、安全を最優先にした総合的な施策」を講じる必要があると述べた。その上で「新しい技術の開発、経営の合理化、生産性の向上とともに、安全活動の重要性を最優先に」考える必要性を唱えた。
続いて千葉隆弘安全対策委員が登壇し、15現場を対象に28項目を点検したパトロールの結果を報告。指摘比率は4・2％となり、前回の2・2％を上回った。
背景には「度重なる法令改正に周知活動が追い付かない状況」があるという。直近の事例として6月からの熱中症対策強化を挙げた。
また今回特に多かった指摘項目として「建設機械等」を示し、作業前点検の不備や重機車両のキー抜き取り管理の不備があったことを周知した。
続いて世紀東急工業北関東支店の三木真氏が関東地方整備局長表彰を受賞した「R5国分寺出張所管内路面補修工事」で講じた安全対策を紹介。ポイントとして「作業員目線、ドライバー目線、近隣住民目線で考える」ことや「安全の優先順位を明確にする」ことなどを説明した。
また関東地整の渡辺健一工事品質調整官が工事安全対策について講義。25年度の事故発生が9月末現在の速報値で22件となっていることを伝え、前年度同期比で多くなっている状況を示した。さらに25年度重点的安全対策などについて紹介した。
