【建設労働需給】 8月も鉄筋工(建築)の不足率大きく
2017/09/27建設時事
建設メール
国土交通省が8月に実施した建設労働需給調査の結果、過不足率は全国の8職種全体で1・1%の不足となり、前月から不足幅がわずかに縮小した。8職種中、前月に引き続き鉄筋工(建築)の不足率が最も大きく2・4%となった。対前年比の過不足率でも鉄筋工(建築)の不足率の伸びが目立つ。職種別では全職種が不足傾向にある。
地域別では北陸、近畿、中国で過剰、沖縄は均衡、その他の地域では技能労働者が不足傾向だった。今後の労働者確保の見通しについては、全国・東北地域ともに「普通」となった。
残業・休日作業を実施している現場数は8職種で手持現場数の4・8%となり、前月と比べて減少した。主な理由では「前工程の工事遅延」「昼間時間帯時間の制約」「無理な受注」の順に多かった。