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【就任会見】 牧野たかお・国土交通副大臣「公正性念頭に職務全う」
2019/04/24建設時事
牧野たかお国土交通副大臣が就任会見を開き、社会資本整備や防災・減災対策、インフラ老朽化対策などを着実に進める考えを示した。また前副大臣の辞任に伴う二度目の副大臣就任に当たり、「国土交通行政は公正性を念頭に置かなければならないことを肝に銘じて職務を全うしたい」と抱負を語った。 社会資本整備に対する現状認識については「わが国経済を支えるとともに、頻発する災害から国民の生命と財産を守るという重要な役割を持っている」としながら「今後は物流の効率化や観光振興に寄与するといった視点での社会資本整備も重要で、経済成長や地域社会の活性化をけん引する視点も必要。時代に合わせた中で優先順位を決めて進めていかなければならない。新技術を導入して生産性向上に努めることも大切」と話した。
加えて当面は政府が進める「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」を確実に進める必要があると強調した。
インフラの維持管理・老朽化対策に向けては橋梁の老朽化対策を例に挙げ「全国にある73万橋のうち、7割は市町村が管理しており、老朽化が進んでいる。市町村単位では技術者がいない、財政面で厳しいなど全部が市町村任せでは進んでいかないと思うので、人の派遣も含めた技術的支援や交付金での財政支援を行う必要がある」と述べた。
【略歴】まきの・たかお
1959年1月生まれ。早稲田大学法学部卒。参議院議員。静岡県選挙区で当選2回。4月5日付で就任し、担務は安全・危機管理、海上保安関係施策、国土政策、都市、道路、海事、港湾、航空、北海道開発および観光関係施策の総括。
