見たもん勝ち ～建設業応援団～
【骨太の方針案】 スマートシティ実現へ取り組み加速
2019/06/12建設時事
建設メール
政府の経済財政諮問会議で示された「経済財政運営と改革の基本方針2019」（骨太の方針）の原案では、新たな時代への挑戦に向けて、デジタル化を原動力とした「Society5・0」（超スマート社会）実現の加速を掲げた。社会資本整備では、Society5・0時代のまちづくりとして、官民データなどの新技術を活用し、まちの課題を解決するスマートシティ実現の取り組みを加速させる。そのためデータ駆動型のインフラ整備・都市経営と大胆な民間資金の取り込みへの環境整備を図る。
また地域生活に不可欠なインフラの維持・計画的更新を図りつつ、インフラの統廃合や広域的な取り組みの推進、予防保全に基づくメンテナンスサイクルを徹底するなど、時代の変化に対応した構造的な制度改革を進める。
建設現場の生産性は2025年度までの2割向上を目指し、i－Constructionの推進により省人化・工事日数削減を図るとともに、建設機械の普及等によるコスト縮減を実施。併せて「新・担い手3法」も踏まえ、施工時期の平準化に取り組み、人材の確保、稼働率の改善を推進するほか、現場の担い手を確保するため、就業者の処遇改善や働き方改革、生産性向上などを進める見通しだ。
地方行財政改革の関係では、長寿命化等による効率化の効果を含めたインフラ維持管理・更新費の見通しについて、関係府省庁が作成・公表していく。
