見たもん勝ち ～建設業応援団～
【5月の公共工事動向】 請負金額は6カ月連続増える／東日本保証調べ
2019/06/12業界動向
建設メール
東日本建設業保証は前払金保証工事から見た2019年5月の公共工事動向を公表した。請負金額は7939億円で前年同期比7・6％増と、6カ月連続の伸びに。4月単月としては2001年以降で最高額となった。件数は9483件で前年比6・5％増。保証金額は3222億円で9・5％増だった。
発注者別の状況は、独立行政法人等が29・2％増で他をけん引する。主な要因は387億円の四ツ谷駅前再開発の都市再生機構、名古屋第2環状道路など大型工事6件を発注した中日本高速道路によるもの。
市区町村は12・6％増。こちらは福島県南相馬市の廃棄物処理関連施設（22億円）、宮城県女川町の小中学校校舎建設（23億円）が大きい。福島地方環境事務所で指定廃棄物関連事業に219億円を投じた国は6・9％増、がんセンター整備の千葉県（101億円）と用地造成に61億円を計上した愛知県を含む都道府県は3・3％増だった。
工事場所別状況は、増加したのが東北（12・3％増）、関東（7・5％増）、北陸（12・1％増）、東海（0・3％増）、その他（39・4％増）。中でも北陸は新幹線整備の石川県が100億円増、中日本高速道路整備の富山県が32億円増加した。甲信越地区は3・4％減だった。
