見たもん勝ち ～建設業応援団～
【関東整備局】 初の電線共同溝PFI事業は国道1号の1㎞で
2019/07/02建設時事
関東地整発
関東地方整備局は同局初となる神奈川県大磯町西小磯～西小磯の国道1号の延長1000mを対象に電線共同溝PFI事業を計画している。実施方針によると、事業方式はBTOで、調査設計から施工、一定期間の維持管理まで含めた包括的かつ長期契約とする。期間は設計・工事が契約締結～2027年3月ごろの上限8年、維持管理は完成・引き渡し～35年3月末の8年間を設定している。
強風・地震といった災害時における緊急輸送道路の確保、歴史ある街並み再生形成、安心・安全な通行空間を確保するため、電線共同溝整備により無電柱化を図る。工程の最適化、手戻り作業の最小化、円滑な事業推進などにより工期を短縮し、民間企業の技術的ノウハウを取り入れ、効率的・効果的な事業推進が目的となる。
応募は単体企業または複数企業で構成するグループとし、契約締結までに事業を行うためのSPC設立を基本とする。業務内容は▽調査・設計▽工事▽監理▽維持管理―で業務ごとに所定の参加資格を求める。8月上旬ごろに特定事業として選定した場合の主なスケジュールは、9月にも入札公告・入札説明書などを交付し、10月に第1次審査資料受付、入札書と第2次審査資料を12月ごろに受け付ける。選定事業者は年明けに公表する運び。
なお電線共同溝PFI事業は18年度に、四国地方整備局および中国地方整備局で実施している。
