見たもん勝ち ～建設業応援団～
【全中建】 働き方改革と週休2日制に要望集中／関東ブロック意見交換会
2019/10/23業界動向
建設メール
全国中小建設業協会（全中建）は23日、都内のコートヤードマリオットホテルで全国ブロック別意見交換会を開催した。東京都中小建設業協会（都中建）、全国中小建設業協会南多摩、町田市建設業協会、神奈川県中小建設業協会（神中建）、横浜建設業協会（横建）の5協会が参加した。国土交通省への意見要望では、働き方改革推進と週休2日制に話題が集中し、現状からの改善を求める声が多かった。 冒頭、全中建の土志田領司会長は台風15号の災害対応に触れ「要請があり用意したブルーシートは足りたが、人手不足ということで20人を派遣した。ご協力いただいた皆さまに感謝したい」と述べた後、意見交換会に関して「新・担い手3法運用指針の浸透状況、働き方改革推進、生産性の向上へ、全国の会員企業から地域の現状や問題点について、生の声を聞き、行政に反映していただくことが目的」と趣旨を説明した。
各団体から国交省への意見要望では都中建からは「中小企業に配慮した係数と年収モデルの作成」が、全中建南多摩からは「余裕のある工期設定と積算段階での代価の見直し、提出書類の簡素化」の要望が出された。
神中建は「週休2日制確保モデルにおける4月末、5月末の工期設定」「国交省や建設業振興基金等が保有・蓄積するデータを活用しての就職採用」を求め、横建は「建設キャリアアップシステム導入の課題」について意見等を出した。
その他、国交省土地・建設産業局建設業課の西山茂樹氏が「建設業行政の最近の動きと課題」、建設業振興基金の横田正文氏が「建設キャリアアップシステム」について講演を行った。
