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【能力評価基準】 第2弾で国交省が2職種認定
2019/10/25建設時事
建設メール
建設キャリアアップシステムとの連携により建設技能者一人一人の技能と経験を客観的に評価し、保有資格や就業日数に応じて4段階のレベルに分ける「能力評価基準」について、新たに左官と内装仕上の2職種が国土交通省から認定された。24日に▽日本左官業組合連合会（左官）▽全国建設室内工事業協会、日本建設インテリア事業協同組合連合会、日本室内装飾事業協同組合連合会（内装仕上）の4団体が基準案を申請していた。
国交省は登録基幹技能者講習を行う全ての実施機関（35職種）に対し、原則として本年度中に国土交通大臣への申請手続きが完了するように能力評価基準の策定を要請。今回の認定は鉄筋、型枠、機械土工の3職種に続く第2弾となり、10月中には10職種程度が認定を受ける予定だ。
認定を受けた職種では、基準に従い技能者の経験、知識・技能、マネジメント能力に応じて4段階のレベル判定が行われ、レベル別に色分けされた4種類の建設キャリアアップカードが技能者本人に交付される。
今回の2職種では、最高位のレベル4の評価基準は、いずれも就業日数が10年（2150日）、職長として3年（645日）の就業日数を求める。保有資格では、優秀施工者国土交通大臣顕彰（建設マスター）や安全優良職長厚生労働大臣顕彰、1級建築施工管理技士、登録基幹技能者の資格取得などが必要となる。
レベル3の評価基準では、就業日数は5年（1075日）に設定。職長または班長としての就業日数は左官が1年（215日）、内装仕上は3年（645日）とし、それぞれに必要な保有資格を定めた。
なお実際にレベル判定が行われるのは、各団体が能力評価実施規定を国土交通大臣へ届け出た後となる。
