【i-Construction大賞】　本年度は25団体に栄誉／国土交通大臣賞が4団体

国土交通省は25日、本年度の「ｉ－Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ大賞」の受賞者を発表した。３回目となった今回は２０１８年度に完成した国や地方公共団体等が発注した工事・業務での元請け企業の取り組み、ｉ－Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ推進コンソーシアム会員の取り組みに加え、地方公共団体などが行った建設現場の革新的な取り組みが対象となった。工事・業務部門で12団体、地方公共団体等の取り組み部門で３団体、コンソーシアム会員の取り組み部門で10団体の計25団体が栄誉に輝いた。このうち国土交通大臣賞は４団体で、それ以外は優秀賞となっている。
今後、表彰授与式を開催するとともに、国交省のホームページで受賞者の取り組みの詳細を掲載するなど、好事例を横展開していく。

※以下参考です。
受賞者は次のとおり。※①工事／業務名②担当・発注者
【工事／業務部門】
◎国土交通大臣賞
▽豊蔵組＝①Ｈ29・30能越道長沢道路その７工事②北陸地整
◎優秀賞
▽東洋建設＝①函館港若松地区岸壁ドルフィン部その他工事②北海道開発局
▽三井住友・安部日鋼・日本ピーエス特定建設工事共同企業体＝①国道45号夏井高架橋工事②東北地整
▽沼田土建＝①渋川西バイパス入沢他改良その１工事②関東地整
▽矢作建設工業＝①平成28年度名二環かの里１交差点南下部工事②中部地整
▽オリエンタルコンサルタンツ＝①名塩道路城山トンネル他詳細修正設計業務②近畿地整
▽石井建材＝①（砂）一二峠川砂防堰堤工事②兵庫県
▽高橋建設＝①三隅・益田道路土田地区改良第２工事②中国地整
▽福留開発＝①平成29－30年度用石堤防漏水対策（その２）工事②四国地整
▽白海＝①平成30年度大分港（西大分地区）泊地（マイナス７・５ｍ）浚渫工事②九州地整
▽クモノスコーポレーション＝①寺内ダム洪水吐ひび割れ等変状調査業務②水資源機構
▽鏡原組＝①平成29年度宮平地区改良（その２）工事②沖縄総合
【地方公共団体等の取組部門】
◎国土交通大臣賞
▽ふじのくにｉ－Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ推進支援協議会＝ＩＣＴ普及促進と３次元データ活用の取組
◎優秀賞
▽ＩＣＴ東北推進協議会＝産官連携による建設ＩＣＴ総合研修拠点の形成
▽茨城県＝独自発注方式「チャレンジいばらきⅠ・Ⅱ型」
【ｉ－Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ推進コンソーシアム会員の取組部門】
◎国土交通大臣賞
▽昭和土木設計（岩手県）＝地場コンサルからの全体最適化を目指した取り組み
▽ランドログ（東京都）＝ＬＡＮＤＬＯＧ Ｐａｒｔｎｅｒ制度を通じたベンチャー連携
◎優秀賞
▽復建技術コンサルタント（宮城県）＝中小河川維持管理用ソフトウェア「ｅ－Ｒｉｖｅｒ」の開発
▽Ｉｎｔｅｇｒａｌ Ｇｅｏｍｅｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ（兵庫県）＝インフラ構造物の非破壊検査に向けた世界最高性能・超広帯域レーダの実現
▽エムアールサポート（京都府）＝舗装修繕工事におけるＩＣＴ積極活用の取組
▽竹中工務店（大阪府）＝ＥＱハウスにおける外装パネル工事へのＢＩＭデータの設計から施工まで一貫活用
▽東急建設（東京都）＝東京メトロ銀座線渋谷駅移設工事におけるＢＩＭ／ＣＩＭの実践
▽Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｔ Ｓｔｙｌｅ（大阪府）＝点群ブラウザ３Ｄ ＰｏｉｎｔＳｔｕｄｉｏによる道路地物の管理効率化
▽砂子組（北海道）＝ＩＣＴ活用における組織連携
▽ＣＯＮＴＡＣＴ（東京都）＝自治体への取り組み