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【セメント需給実績】 国内販売振るわず／2年連続で前年割れ
2020/01/23業界動向
建設メール
セメント協会は23日、2019年12月度のセメント需給実績を公表した。販売は国内が前年同月比6・0％減の352万6000tで、3カ月連続で減少した。輸出については大幅な伸びを示し、同19・2％増の96万1000tと2カ月ぶりにプラスに転じた。この結果、販売合計は同1・6％減の448万6000tとなり、3カ月連続で前年を下回った。
また生産は同4・2％減の519万8000t、在庫は同3・0％増の393万8000tとなった。
12月度の実績が確定したことで、19年暦年の累計実績も明らかになった。国内販売は前年比1・9％減の4138万9000tと振るわず、10年の4176万tを下回る結果となった。輸出もトータルでは減少し同3・1％減の1032万3000tだった。販売合計は同2・1％減の5171万2000tで、2年連続の減少。生産については同2・9％減の5832万2000tと、3年ぶりに6000万t割れとなった。
同協会では、オリンピック需要の一巡や台風の影響などが減少の要因と見ている。
