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【積算基準】 ICT施工で2工種を新設
2020/02/10積算・資格news
建設メール
国土交通省は、ICTを取り入れた技術による生産性向上を図るため、ICT施工の新規工種として、地盤改良工（深層混合）の「スラリー攪拌工（ICT）」と、舗装工（修繕工）の「切削オーバーレイ工（ICT）」の2工種を新設する。
スラリー攪拌工（ICT）では、施工位置決めの効率化による日当たり施工量を制定し、杭長が短い場合の日当たり施工本数が効率化することを反映させる。またICT地盤改良機に取り付ける各種機器や地上の基地局・管理局の賃料について、ICT建設機械経費加算額を制定する。
切削オーバーレイ工（ICT）でも、ICT建設機械経費加算額に関して施工履歴データ取得に必要な各種機器および地上の基地局・管理局の賃料を定める。
さらに、両工種ともにシステム初期費として、ICT施工用機器の賃貸業者が行う施工業者の貸し出しに要する費用も制定する。
◎施工パッケージで10工種の単価見直し
また国交省は土木工事費の積算に用いる施工パッケージ標準単価について、物価変動に関する見直し等により2020年度から10工種を対象に日当たり施工量、労務、資機材等の改定を行う。
対象は▽土工▽安定処理工▽基礎・裏込砕石工▽排水構造物工▽塵芥処理工▽土工（砂防）▽透水性アスファルト舗装工▽路側工（取外し）▽橋梁付属施設設置工▽スノーポール設置・撤去工―となる。
なお新たな施工パッケージ型積算方式標準単価表は、3月末に国土技術政策総合研究所のホームページに掲載される。
