【技術検定】 19年度は2級実地試験の女性合格者数が過去最多
2020/03/17積算・資格news
建設メール
2019年度における施工管理技術検定では、2級実地試験の女性合格者数が2999人、2級学科試験の女性受験者数が9989人となり、いずれも過去最多を記録したことが国土交通省の集計で分かった。また1級学科試験の女性受験者数は4103人で06年度以降では最多、1級実地試験の女性合格者数は1856人で04年度以降では最多だった。さらに、2級学科受験者に占める女性の割合は7年連続増の8・4%、1級実地試験合格者に占める女性の割合は5・5%とそれぞれ過去最多を記録するなど、若い層を中心に女性の受験者、合格者数が増加傾向にある。
1級学科試験の受験者数(7種目合計)は11万94人となり、土木・建築・管工事で昨年よりも増加した。2級学科試験の受験者数(同)は11万8437人で、4年連続10万人を突破。土木・建築・管工事で昨年よりも増えており、建築は過去最多、管工事は05年度以降では最多だった。
2級学科試験の年2回化効果としては、2級の学科のみ試験の受験者数は8年連続増加し、過去最多を更新。2回化以前の16年度と比較すると、学科のみ試験の受験者数は3・1倍に増えている。
施工管理技術検定試験について国交省では、建設業法改正に伴い、学科と実地を加味した第1次検定と第2次検定に再編成する制度改正を行う方針で、第1次検定の合格者に「技士補」の資格を与えることで、若者の現場での早期活躍と入職促進につなげる考えだ。
なお「電気通信工事」の試験は本年度から初めて実施された。