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【CCUS】 4段階のレベル判定システム始まる
2020/04/09業界動向
建設メール
建設キャリアアップシステム（CCUS）に登録された建設技能者一人一人の技能や経験を正しく評価し、能力に応じた客観的な4段階の評価を行うレベル判定システムが4月から始まった。専門工事業の35職種で作成し、国土交通省から認定された能力評価基準をもとに判定を行い、▽レベル1はホワイト（初級技能者）▽レベル2はブルー（中堅技能者）▽レベル3はシルバー（職長）▽レベル4はゴールド（高度なマネジメント能力を有する者）―に色分けされたキャリアアップカードが発行される。能力評価（レベル判定）は当面の間、CCUSに事業者登録された所属事業者のみ申請できることとし、技能者自身が申請することはできない。
能力評価の対象は、CCUSへの登録が完了している技能者。職種ごとにレベル1～4の条件が異なり、申請時には技能者がどのレベルに該当するのかを指定する必要があるため、あらかじめ該当する職種の評価基準の確認を求めている。
所属事業者が雇用する技能者の就業日数を登録する経歴証明は、一定の正確性を担保するため、働き始めた年月はCCUSに登録されている建設関係の最も古い資格の取得年月までとする。
申請手数料は、技能者一人当たりレベル判定手数料3000円に、キャリアアップカード更新費用1000円を加えた4000円が必要になる。
能力評価を行う場合は、レベル判定システム（https://noryoku-hyoka.keg.jp/level_1.0.0/portal）に必要事項を登録して申請を行うと、登録内容に応じてシステム上で自動的にレベルを判定する。レベル別に色分けされたカードは判定確定後、1カ月程度で郵送される。
技能者は能力評価によって自らのレベルを「見える化」でき、レベルが上がるごとに立場や賃金が上昇することで、将来の道筋の明確化につながる。事業者にとっては、レベルの高い技能者を雇用していれば、経営事項審査で高評価を得ることができる。
なお、レベル判定システムの運営、維持管理等を行う建設技能者能力評価制度推進協議会（才賀清二郎会長）は4月1日付で発足している。
