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【大手50社受注】 19年度は民間が9年ぶりに減少
2020/05/08業界動向
建設メール
大手50社を対象に国土交通省が調査した2019年度の建設工事受注動態統計によると、受注総額は14兆9285億円で前年度比5・9％減となり、4年ぶりに減少した。海外の工事は増加したものの、国内の工事は減少だった。
国内建設工事は民間からの受注が前年度比8・7％減の10兆6114億円と低調で、9年ぶりの減少に。製造業、非製造業ともに減少となっている。公共機関からの受注は前年度比3・2％減の3兆140億円で3年連続減少した。地方の機関は増加したが、国の機関は減少している。
工事種別では、建築が前年度比10・6％減の9兆8813億円で9年ぶりに減少し、土木は同比5・1％増の5兆472億円で前年の減少から再び増加した。
海外工事の受注高は7991億円で、前年度比23・2％増、3年連続の増加となった。
また3月の建設工事受注動態統計調査（大手50社）によると、受注総額は3兆2354億円で前年同月比14・3％増と前月の増加から再び減少した。国内は民間が減少、公共が増加している。民間は製造業が5・7％増だったが、非製造業は26・5％減と低調に。公共は国の機関が4・8％増、地方の機関が12・3％増といずれも増加だった。海外工事は同比59・6％増で、2カ月連続増加した。
